藤原紀香が伝えるアフガニスタン人たちの苦難
女優の藤原紀香さんが2002年の夏に、戦後すぐのアフガニスタンを訪れた際に撮った写真のチャリティ写真展が年末に開かれることになり、その直前に彼女にインタビューした記事です。
ニューヨークになじみのあった藤原さんは、911のテロに衝撃を受け、時間を置かずに現地を訪れました。そこで、「このような悲劇は二度と繰り返してはいけない」と強く感じたそうです。しかし、その後アフガニスタンで戦争が始まり、彼女は憎しみの悪循環が続いていることに心を痛めていました。
西宮市出身の彼女は阪神大震災の時も被災者救済活動に熱心に取り組みました。その経験を受けて、アフガン戦争の際も「まずは何かできることを」とすぐに双方の被害者のサポート団体を通じて寄付をしました。しかし、どうしてもアフガニスタンの現状を実際に自分の目で見て、それを多くの人に伝えたいと思った彼女はその強い意志の下、周りの人達を説得し、テレビクルーを伴って戦後直後のまだ危険なアフガニスタン行きを決行したのです。