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「ちょびつき留学英語日記」好評発売中!
未知の世界に飛び込んで、文化的背景の異なる人々と出会い、いつかその人たちのことを書いてみたい——。幼いころからそんな夢を抱いていた著者が、16歳で単身アメリカの高校へ留学。英語がほとんど通じず苦労したり、文化の違いにショックを受けつつも、さまざまな人に助けられながら卒業するまでの3年間をユーモラスにつづった青春記。

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留学日記[作家編]

By Kana Ishiguro / 石黒 加奈

16歳で単身アメリカ留学。コロンビア大学卒業生石黒加奈が、留学生活、ジャパンタイムズ電子メディア局部長を経て作家生活をスタート!子どものころからの夢だった『物書き』の日々を書いた「ちょびつき」留学日記・作家生活編
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Kana Ishiguro / 石黒 加奈

Vol. 26 : お友だちの誕生日の巻

アメリカの高校で一緒だった日本人留学生のお友だちが、久しぶりに日本に長期帰国するとのこと。彼女は、いつもはニューヨークでお仕事をしているので、近ごろはなかなかゆっくり会えなかったのですが、なんと今年は、彼女の33歳の誕生日も一緒に迎えられることになりました!

まだ一ヵ月も先のことなのですが、親友である彼女の誕生日会をhost(主催)するとなると、

"This is really something!"
(これは、一大イベントじゃ〜)

と、さっそく準備に余念のないちょびつき筆者。
こういったpassion (熱意) が執筆活動やダイエットに見られれば、もう少しクオリティの高い人生が送れていると思うのですが…トホホ。

それはさておき、今回は時間もあるし、計画的に準備を進めることに決めました。

誕生日と言えば、まずは、なんといっても誕生日プレゼント。本来であれば彼女の欲しいものを全部買ってあげたいところですが、いささかbudget (予算)に限りがあるため、斬新な(?)方法を考えつきました。手順は下記の通り。

1.スケッチブックを1冊買う。
2.机の上 [まずは片付けるという一大mission (任務) があるが…] に、はさみ、のり、スコッチテープ、両面テープ、カッター、クレヨン、色鉛筆、絵の具、ペン、スタンプ、シールなどの文房具を準備。
3.お花、ドレス、洋服、香水、ジュエリーや靴、お化粧道具、CD、本、素敵な国内外の旅行の写真などを雑誌から切り抜く。
4.プレゼント#001と書いて、3.で集めた写真やイラストの中から一番あげたいプレゼントを、両面テープやのりを使ってきれいに貼る。
5.プレゼント#001の写真の隣に、色鉛筆やペンでメッセージを書く。どうしてこのプレゼントをあげたいと思ったか、とか、どんなoccasion (行事)に使ってもらいたいか、などを書き添える。
6.上記のprocedure (手順) を繰り返し、プレゼント#002、#003…の作成に、順々にとりかかる。

これで10個ぐらいのプレゼントが作れたら、とってもgorgeous (豪華) な感じになると思います。ついでにスケッチブックをもう一冊買って、

"If I were her, I would want these sets of gifts!"
(私が彼女だったら、こんなのがいいかな〜)

という風に、先に習作を作ってもOKであります。

プレゼントの次に考えるものは、やっぱりごちそうと出し物でしょう! ちょびつき筆者はお酒が飲めないので、飲み物についてはバースデー・ガールにも招待客の皆様にも「子どもシャンパン」で我慢してもらうことにしましょう。ききき。

食べ物は、彼女にとっては久しぶりの日本なので日本らしいものがいいな、と思いました。弟が会社の新年会で当てた「たこ焼きメーカー」を借りて、たこ焼きパーティもいいし、ちょびつき筆者の好きな天ぷらや、具を入れて食べられるわんこそばもいいね〜、と夢は膨らみます。

ここで、誕生日会らしい何かの劇のパロディーとかできれば最高なんですが、招待客であるお友だちに前もって集まってもらって練習するのにはスケジュール調整が難しいので、誕生日会に招待されるゲストは「仮装をして、一芸を披露しなければいけない」という規則にすることに! 私たちには、今は売れてないけれど(苦笑)将来有望な俳優の友人がいるので、これはかなりいけるな、と思いました。

私自身、どんな仮装をするかはこれから検討しなければなりませんが、過去にチャレンジした歌手のプリンスの仮装は、"It was well-done" (われながら、かなり似ていた)、と満足しているもののひとつ。クレオパトラとかお姫様の仮装もお化粧が楽しいのですが、プリンセス役は主役のバースデー・ガールに譲るとして、自分はまたまた男装する、というのもgood ideaかな、と検討中。

「加奈ちゃんのそのボサボサな髪型からいくと、片目に眼帯すればinstantly (瞬時に) 『山本勘助』だよ」 と弟。腹が立つが、一理ある(苦笑)。

なにも知らないバースデー・ガールが、この恐ろしいイベント会場=わが家に来て寿命を縮めることがないように、

"It's gonna be fun."
(楽しくなりますよ〜ぉ)

とだけwarn (警告する) しておくことにいたしやしょう。

それにしても、準備しながら気付いたのは、自分は幾つになっても、心はいまだに幼稚園児みたいであるということ。幼稚園での誕生日会が、今でも自分の「理想の誕生日会」なんだな〜、という感じ。これをきっかけに、また別の楽しいイベントの企画をしたくなったちょびつき筆者なのでした。

つづく

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