お花屋さんのWちゃんが、お店に来るたくさんのEnglish speaking customers (英語を話すお客様)と英語でコミュニケーションを取ろうと悪戦苦闘していることは前回お話しさせていただいたとおり…。
その後、さらなる英語学習効率化のアドバイスを思いついた、ちょびつき筆者のアイディアとは、下記のようになりました。
まず、花屋さんがお客さんと交わす可能性がありそうな日本語の会話文を書き出してみたのです。
- どんなお花がお好みですか?
- どちらのバラが、お好みですか?
- どんなイベントに、お持ちになられますか?
次に、お客様が挙げてきそうなリクエストやコメントをリストアップ。
- 自宅用です。
- お友だちの誕生日で…。
- ホーム・パーティーに持っていきたいんです。
- 白い花が好きな方なんです。
- 水曜日の午前中に届けたいんです。
- メッセージカード、ありますか?
- 気に入りました、ありがとう。
これを前回ご紹介した文法のカテゴリーにあてはめると…。
- メッセージカード、ありますか?
(Is there a card?) [be動詞]
- 白い花が好きな方なんです。
(She likes white flowers.) [普通動詞、3単元のS]
- どちらのバラが、お好みですか?
(Which rose do you like better?) [比較級、代名詞]
と、実践的な英語から、英文法を復習していけるというわけです。
また、
- 気に入りました、ありがとう。
(I really like it. Thank you!)
の応用として…
- I love it. I really appreciate it.
(メモ:appreciate という動詞は感謝の気持ちを表す。)
- It's lovely. Thanks a lot.
(メモ:美しいという意味ではbeautifulの代わりにlovely も使える。)
- It's perfect for the occasion. Fantastic!
(メモ:直接的な謝意の言葉はないが、褒め言葉でそれを表している。)
などなど、メモを付け加えながらvocabulary (語い)を増やしていくことも可能です。
最後に発音のワンポイント・レッスンですが、日本人が注意すべき発音のポイント・基礎編としては、まずは[RとLとTHとVとF]が肝心です。
R:rose (バラ)と発音する場合は、日本語の『う』の口をする。舌が口の中で自然に丸まってくれていますから、その状態からローズと言ってみましょう。
L:lily(ユリ)のL は、前歯の後ろに舌の先をつけてリリーと発音してみましょう。2度Lが出てきますから、2回、前歯の後ろに舌の先が触れます。
TH:thorn(とげ)は、上下の前歯で舌の先を軽くかんで(強くかんだら痛いから気を付けてください!)ソーンと発音します。
V:violet (スミレ)のVは、前歯で下唇を軽くかんで、ヴァイオレットと発音します。途中でLもあるのでLの項を参考に!
F:flower (花)は、Vと同じように前歯で下唇を軽くかんでフラワーと発音します。Fの後がすぐLですから、口の中が忙しくなりますね(笑)。
といったところで、やはり、お仕事で実際に使う英語や、興味のあるテーマでの英語学習が一番習得しやすいのではないかと思いつつ、Wちゃんが花屋さんで英語をペラペラしゃべっている様子を夢見る、ちょびつき筆者なのでありました。
つづく
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