骨付き牛肉の販売禁止令に困惑するイギリス国民 牛の脳を冒す狂牛病が人にも感染する可能性があるとイギリス政府が発表し、世界を驚かせたのが1996年春。その際、英国内で大量の牛が処分され、騒動は落ち着いたかに見えたが、昨今、新たに感染の恐れが浮上し、政府は12月初め、骨付き牛肉の販売禁止令を出した。骨付き肉のシェアは牛肉全体の5パーセントほどだというが、この突然の発表に生産者も消費者も怒りをあらわにしているーー。