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私の子供の英語教育

By Mina Hisada / 久田 美菜

加熱する子どもの英語教育。小学校での英語教育がスタートするのもあと少し。このコラムでは、その年代のお子さんを持つママさんたちに登場していただき、どのような英語教育を子どもにしているか、どのような教育が理想的と思うか、といったお話をしてもらいます。
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久田 美菜
湯浅ゆりさん・まさよし君(15歳)

Vol. 4: 少しずつでもいいから、できるだけ小さい頃から

湯浅ゆりさん・まさよし君(15歳)

 

今回は、千葉県松戸市にお住まいの湯浅ゆりさんに登場していただきます。ゆりさんは、中学3年生の男の子、まさよし君のお母さんです。まさよし君は、公立の中学校に通っています。

♣ 英語と子どもたち ♣

 まず、「胎教」についてお聞きしたいのですが、英語の胎教についてどう思いますか。息子さんがお腹にいる時、何かやっていましたか。

私、つわりがひどかったんで・・・。どれぐらいひどかったかというと、お医者様から妊娠を告げられて、「わかりました」といってから、ずーっと続いてたんです。ようやく産み落とした瞬間に「つわりとサヨナラ!」って感じだったんですよ。なので、胎教をやる余裕はなかったですね。

そうだったんですか。それは大変でしたね。では、英語に関して、息子さんが小さいころに何かお家でやっていたことはありますか。


まさよし君

特にうちでどうこうというのはなかったのですが、小学校4年から、中学1年生ぐらいまで、毎年ハワイのサマースクールに参加させていました。現地でやっていたことは、お料理をしたり、ピクニックをしたりといった内容です。子どもってことばが通じなくてもすぐ友達になりますよね。それで、息子は現地や他の国からきている子どもたちとコミュニケーションをとることで英語が好きになっていったようです。

 そうですか。では、小学校の頃から英語に触れていたんですね。

 はい。小学校四年生ぐらいから通わせた塾では、英語も教えてくれるところだったので、その頃から勉強していました。「英会話教室」ではなくて、教科書を使っての勉強です。なので、児童英検も受けたりしていました。今思えば、小学生の時から英語に触れていたからこそ、中学ですんなり入っていけたんじゃないかと思います。中学校に入ると、英語以外の科目も増えて大変ですよね。それでかなり負担になるはずなんですが、小学校時代に英語を勉強したいたからか息子はそれほど負担にならなかったみたいです。

 そうですか。息子さんが通っていた公立の小学校では、英語の時間もあったんでしょうか。

A:ええ、月に一回、ネイティブの先生が来て英語で色々遊んだりする時間があったんですが、楽しそうでしたよ。

 教えるのは、やはりネイティブの先生の方がいいと思いますか。

A: そう思います。雰囲気も違いますし、インパクトや新鮮味もありますよね。私も中学の時から英語を習いましたが、その時の先生がアメリカ人だったんです。もう何年もたちますが、発音以外にも、その時の先生の独特の香りというのが、今でも忘れられないんです。生の英語に接するというのは、そういうことすべてに触れられる — つまり単に聴覚だけではない経験 — ができるんじゃないかと思います。

♣ 英語とわたし ♣

 なるほど。ところで、湯浅さんは、中学校からネイティブの先生に英語を習ったんですか。

はい。英語教育に力を入れている私立のミッションスクールだったので、毎日アメリカ人の先生と接する機会がありました。英文タイプをやったり、ネイティブの先生が紹介してくれた人と文通したりもしていました。成績はともかく、英語は好きでしたよ。

英語を学ぶ環境としてはめぐまれていたんですね。大人になってからは、どんな風に英語と接していらしたんですか。

英語が話せるようになりたくて大学付属の外国語学校に通ったりしました。その後の就職先では受付をしていましたが、そこで英語を使うということは特になかったですね。ただ、姉が大の英語好きだったので、息子に小学校から英語に触れさせていたのは、そういった姉の影響もあるかと思います。「サマースクールに入れたら?」など助言してくれたので。

う〜ん、周りの環境って大きいんですね。ところで、最近、キッズイングリッシュということばをよく耳にすると思いますが、英語の塾や子ども向けの英会話教室は増えていると思いますか。

思います。小学校から英語を勉強させている親御さんたち、増えてますよね。特に、普通の塾には行かせなくても、「英語の塾には通わせている」という親御さんたちが増えていると思います。

それは、どうしてでしょう?

やっぱり、英語ができれば就職に役立つということや、自分たちが話せない分、子どもたちに期待を寄せているというのもあるんじゃないでしょうか。息子が受けた児童英検を受ける子どもの数に、私は驚きました。それほど皆、関心があるんだと思います。

特に、地域的に松戸市は英語教育が盛んなんでしょうか。

そうかもしれません。ここ十年、マンションが増えたと同時に そこに越してくる外国人も増えたと思います。というのも、新しいマンションは、ある自動車関連企業が建てたのですが、そのマンション内の敷地に「英会話幼稚園」もできたので。それで、その幼稚園に通わせようと、たくさん外国の方が引っ越してくるようになったんです。それから、近所には国際高校もあるので外国人の先生も結構住んでいますよ。

「英会話幼稚園」ってすべて英語で教育する幼稚園のことですよね。湯浅さんも、息子さんをその幼稚園に通わせてみたかったですか。早期英語教育についてはどう思われますか。

そうですね。もし、そういう幼稚園があったら通わせてみたかったですね。早期英語教育については、私は小学校一年生ぐらいからでもいいと 思ってます。「あいうえお」を勉強すると同時に「ABC・・」を勉強するぐらいでの勢いでもいいと思いますよ。要は、少しずつでもいいから、できるだけ小さい頃からやらすべきだと思います。

あとがき

ほんわかとした、優しいお母さん。話している内容を記事にしてみると、かなりしっかりとした印象を受けますが、実際の口調は、そう感じさせないぐらいの方です。筆者も天然ボケといわれますが、『もしや湯浅さんも!?』と失礼ながら聞いてみると、「そうですよ!そうに決まってるじゃないですか」と笑い飛ばしてくれました。

旅行先のハワイの話のときには、こんなエピソードを話してくれました。「英語を話すときは、とっても緊張するんです。自分では正しく言ってるつもりでも、相手にはどうしても通じないことがあるので。それで、紙に書いて渡すとすんなり通じたりすることもあって。頑張って勇気を振り絞って言ってみたのに、なぁんだ、結局 筆談で解決か!とがっかりした体験もしました。発音って難しいですよねー。」そうです、同感です。それだけに、通じると嬉しいですよね。

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