「ST」は紙名を新たに「Alpha」として2018年6月29日より新創刊しました。 Alphaのウェブサイトはこちら
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ジャパンタイムズSTセミナー
グローバル社会を生き抜くための「英語発信力」を磨く

10月15日(土)、ジャパンタイムズ本社にて、STのセミナーが開催された。英語の発信力を磨くことをテーマにした本セミナーでは、国際ビジネスコミュニケーション協会の永井聡一郎氏、小紙編集長の高橋敏之、ICC代表取締役の千田潤一氏の3名が、それぞれ講演を行なった。


永井先生

第一部では、永井氏がTOEIC® S&Wテストの内容や、評価されるポイントなどを説明した。人が採点するS&Wテストは、たとえ言い直してしまったりたどたどしくても、伝えたいことが言えたり、相手の立場や状況に合わせた話し方ができたりといった、英語でのコミュニケーション能力や、英語を使ってどの程度タスクをこなせるかといった点が評価ポイントとなる。ミスをチェックする減点方式ではなく、何ができているかを見る、仕事に生かせる英語の力を測るものであることを説明した。


高橋編集長

続いて第二部では、高橋編集長が英語学習におけるインプットの重要性と、それを発信力につなげる効率のよい学習法などについて講演をした。コミュニケーションにはアウトプット、つまり実際に喋ったり書いたりすることが重要だが、そのためにはまずは知識をいれるインプットが重要であるとし、会話力につながるインプットに効果的な教材選びや、インプットの際に心がけることなどについて話した。また英語の新語をクイズにして出題。英字新聞を活用して、新しく使われるようになった表現を積極的にインプットする必要性を説いた。


千田先生

第三部では「TOEICの伝道師」、千田氏が登壇。60分の講演の中で、英語を身に付けるトレーニング法とトレーニングの心構えを伝授。シャドウイングの効果的なやり方や、サイトトランスレーションの方法や重要性を解説。実際にニュースとして流れた音声を利用してトレーニング方法を実践することで、「耳が開く」のを実感したり、理解力が増すことがどういったことであるのかを会場全体で体験した。続けることが重要な英語学習においては、自分の成長を実感することが大切だと説いた。


パネルディスカッションの様子

イベントの最後は、登壇者3人によるパネルディスカッションが行なわれた。これから必要となる英語力についてや英語学習のモチベーションの維持、またTOEIC®テストの活用法について話した後、休憩時間内で参加者に答えてもらったアンケートの中から、「東京オリンピックに向けて英語を使いたいが、どの程度のレベルを目指せばよいか」や「シャドウイングの素材としておすすめの教材は」といった質問に対してそれぞれが答えた。セミナーには約80名が参加した。

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