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『The Japan Times ST』オンライン版 | UPDATED: Wednesday, May 15, 2013 | 毎週水曜日更新!   
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Topic du jour みんなの意見を聞かせて!

By Mina Hisada / 久田 美菜

週刊STオンラインに掲載された最近のニュース記事の中から話題性の高いものを一つ選び、そのニュースについて町の人々に意見を述べてもらいます。エンタメからシリアスなものまで、さまざまなジャンルについての町の声を音声つきで紹介していきます。「Topic du jour」とは:"du jour" はフランス語で「最新の、今最も重要な」という意味です。つまり、「今もっとも注目のトピック」というタイトルになります。
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 Mina Hisada / 久田 美菜

Vol. 6: What is your opinion on the lay judge system which allows citizens to participate in judging serious criminal cases?

(5月21日から始まった裁判員制度について、意見をお聞かせください )

 

I feel that it's difficult for Japanese people to feel comfortable as judges. We avoid conflicts and prefer not to argue. Americans like to discuss and tell opinions in public, but that's not really a Japanese thing.

裁判員に選ばれて、戸惑いを感じない日本人はまずいないのではないでしょうか。日本人の国民性からして、人前で討論したり議論することが好きなアメリカ人とは違うので。日本人には合わない制度だと思います。

Asako Honma (Japan)

 

I think this is a good idea because it's similar to what's happening in the U.S, where you have regular citizens participating in the judgement.

(アメリカのように)一般市民が裁判に参加できるようになったというのは、いいことだと思います。

Kobayashi Douglas (U.S.A)

 

What was the purpose for starting this system? I don't want to say I'm against it, but I think there is not enough evidence for this result.

そもそも、裁判員制度を始めた目的は何だったんでしょうか。この制度に真っ向から反対するわけではないんですが、ただそもそもの目的を果たしているのか、成果があがっているのかという点については疑問が残ります。

Kento Kodaira, Graduate student (Japan)

 

I think we just adopted the American system into our society. I also think this system has started without having enough discussion.

裁判員制度は、ただアメリカのマネをして我々の社会に当てはめたものであり、上っ面なもののような気がします。それに、十分な議論もなく始まった制度だと思います。

Seiko, Graduate student (Japan)

 

I think they should test a psychological test before they can jury. Not everybody should be able to do it. In Italy, it's unbelievable to start this system.

裁判員に選ばれた人は、精神面で裁判員になるのにふさわしいかどうかというテストをまず受けるべきだと思います。誰もが参加できるわけではないはずですよね。私の国(イタリア)では、このような制度は考えられないことです。

Georgia(Italy)

 
あとがき

記事によれば、裁判員という責務を果たした 実に97.5パーセントの人々が「良い経験だった」という感想を述べているという。だが、実際に街の声を拾ってみると、どうもぱっとしない答えばかりが返ってくるのだ。まだまだこの制度自体を見直す必要があるのではないかという気がしてならない。それと同時に考えなければならないことは、死刑制度についてであろう。多くの国で死刑が廃止される中、なぜ日本では続行されているのか。我々の背後で動いている事実を、もっと根っこの部分から見つめなおす必要があるのではないだろうか。興味を持たれた方は、この裁判員制度を危惧していた作家・辺見庸氏の著書『愛と痛み─死刑をめぐって』(毎日新聞社・2008年)を読んでいただきたい。

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