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「ちょびつき留学英語日記」好評発売中!
未知の世界に飛び込んで、文化的背景の異なる人々と出会い、いつかその人たちのことを書いてみたい——。幼いころからそんな夢を抱いていた著者が、16歳で単身アメリカの高校へ留学。英語がほとんど通じず苦労したり、文化の違いにショックを受けつつも、さまざまな人に助けられながら卒業するまでの3年間をユーモラスにつづった青春記。

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留学日記[作家編]

By Kana Ishiguro / 石黒 加奈

16歳で単身アメリカ留学。コロンビア大学卒業生石黒加奈が、留学生活、ジャパンタイムズ電子メディア局部長を経て作家生活をスタート!子どものころからの夢だった『物書き』の日々を書いた「ちょびつき」留学日記・作家生活編
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Kana Ishiguro / 石黒 加奈

Vol. 24 : お友だちの披露宴の巻

中学生のころはクラスメート、高校生になってからは共にアメリカ留学を経験したNちゃん。

そんな彼女が、最近メールをくれました。「来週あたり、時間ある?ちょっと会えるかな?」と書いてあったので、早速食事の約束を取りつけました…。

仲良しのNちゃんは、ちょうどその数日前に結婚式の招待状を送ってくれたばかりだったので、ちょびつき筆者は、結婚式ではどんなドレスを着るのかとか、結婚したらどこに住むのかなど、full of curiosity (興味津々) で待ち合わせ場所に向かいました。

ところが、一通りお料理をオーダーし、いざ結婚式の準備について話が及ぶと、

「…まだまだ、決めることがいっぱいなんだよねぇ〜」と、ため息をついています。

"Hey, cheer up, girl."
(まあまあ、元気をだしなさいよ)

と慰めておきながら、「で、披露宴のメニューはどうするの?」と、あくまでも、いちばんの関心事は食べ物にあるちょびつき筆者。

「いや、メニューは決まってないけどさ、一つだけ決まっていることがあるんだよ」

とNちゃん。

「え、メーン・ディッシュはロースト・ビーフとか?!」

と、目を輝かせていると、

「いや、加奈ちゃんにピアノを弾いてもらおうと思ってね〜」

とのこと!?

一瞬、なにが起きたか分からない時間が流れた後、

"There is no way!!!"
(どんな状況でも、それだけは、ぜったい無理であります)

と、まずは身体全体でX印を表現。さらに、そんなことをしたらいかに披露宴が台無しになるかを「『披露宴の品位を下げた責任を取ってもらいましょう』とか、お父様に言われるに違いないよ〜っ」などと現実的な例をあげて、延々と説得を試みたのでありました。

ところが、NちゃんはNちゃんで、もうこのことは未来の旦那さんとも相談済みで、「ぜひ頼むよ。お願いだよ〜」を連発。挙句の果てに、「まあ、まあ、ピアノを弾き終わるまでは、せっかくのお食事ものどを通らないだろうから、ちゃんと披露宴の最初に持ってきてあげるから、ふふふ。目立つしいいよね?あ、それから、英語の歌がいいんだけど、選曲はまかせるね〜♪」とのこと…。

披露宴のメニューにばかり関心を持ち、どこまでも食い意地のはっている筆者に、観音様がお灸を据えようとしているのでしょうか?それにしても、どうしてこう、もうちょっと本業に近い仕事、for instance (例えば) 、「ご両親への感謝の手紙の代筆」とか「友人代表のスピーチの作成」とかを頼んでくれないのでありましょうか…とほほ。

首を垂れてとぼとぼと帰宅し、「はて、どうしたものだろう」と考えたのですが、やはり披露宴となると、日ごろ私が聞いているような R&BやBluesというわけにもいかない気がしてきました。「やっぱり幸せな感じがして明るくて、愛や喜びに溢れた曲じゃないとな〜」と頭を悩まし、ベートーヴェンの『喜びの歌』が思いつきましたが、観客が引いていく様子が目にありありと浮かび、却下。

や〜っとのことで「エルトン・ジョンのYour songはどうだろうか?純粋で初々しい感じがしていい曲だよね〜」とひらめき、歌詞を思い出してみると、

"I don't have much money, but if I did…"
(あんまり、お金はないけれど、もし、あったなら…)

というくだりがあることに気付き…。「なんか結婚初日から『お金がない』という歌も問題かな〜」と、迷いが生じました。(ちなみに、if I didのあとはI wouldと続き、英文法の「仮定法」の勉強にはもってこいなんですが…。)

次に、キャロル・キングの"You got a friend"はどうかとハミングしていると、これも

"And nothing, nothing is going right"
(そして、なにもかもが、[ほんとうに] なにもかもがうまくいかなかったとき)

ときた。

「う〜ん、不幸な未来を予言している魔女みたいかな…」

それじゃ、と次に思いついたのは、

◎サイモン&ガーファンクルの"Bridge over troubled water" → "When you're weary, feeling small" (疲れ果てて、しょげかえっているとき)

◎ビートルズの "Let it be" → "When I find myself in times of trouble" (悩みごとや辛いことがあるとき)

どんな曲の歌詞も、大抵は人生の良い局面と悪い局面の両方を織り交ぜて書かれています。

ここまできて、やっと、披露宴だからといって、悲観的な言葉がまったく出てこない曲を選ぼうとしていた己の浅はかさに気付いたのでありました。

いまだ曲は決まらず、披露宴の日は迫りくるばかりですが、いずれにしても、新郎・新婦が「苦しみは半分に、喜びは何倍にも」ということが実感できる曲を選びたいと悪戦苦闘中。もちろん、読者の皆様からのアドバイス、大歓迎であります!

つづく

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