印刷用に全て表示アポロ計画の宇宙飛行士らが40年以上前に持ち帰った月の石に、火星と同規模の惑星が地球と衝突して月を形成した証拠が含まれると、新しい研究が示している。ドイツの科学者らは新しい技術を利用し、地球の石と月の石とのわずかな化学的な差異を見つけた。これは、地球以外の天体が45億年前の月の形成に貢献したことを示す初めての有力な直接的証拠である。
「テイア」と呼ばれる火星と同規模の惑星体が誕生初期の地球に衝突した後、宇宙空間に放たれたもうもうとした数多くの破片から付きが形成されたと、科学者らは考えている。