ワシントン州のピュージェット湾では、絶滅危惧種のシャチが今年は2頭死亡し、子どもも2012年から生まれておらず、個体数が減り続けている。クジラ研究センターによる調査によると、シャチの群れのJ群、K群、L群の数は78頭に減少し、これは1985年以来見られないほどの水準だという。この問題に加え、シャチは基本的な社会集団である群れから離れているようだ。個体数の減少の主な要因はシャチのエサ不足と見られ、シャチはカナダのフレーザー川へ戻る途中でワシントン州のサンジュアン島を通ってくるチヌークサケを主にエサにしている。