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2016年3月18日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
Essay

My Amazon adventures (p. 9)

アマゾンでの冒険

アマゾン川を上ったことはあるだろうか? カヌーで? それは驚くような冒険だ! 息子と私は何度もしている ― 息子が6歳だったときから。そのすべてをお話ししよう。

誰もが知っての通り、アマゾンは南アメリカにある。世界最大の川の1つであり、長さは6,000キロ。ペルーを起点に、ブラジルを流れて、大西洋に注ぐ。

息子と私はいつも、アマゾンへの入り口として知られるブラジルの港町ベレンから旅を始める。まずしないといけないのは、ガイドを雇うことだ。私たちはいつもイザベルさんにするが、アントニオさんもいい。どちらもとても信頼できる!

次に、装備が必要だ。たくさんの食べ物、衣類、医療品、マチェーテ(大型ナイフ)は確実に買っておこう。これらを一度買ってしまえば、冒険を始める準備は完了だ!

アマゾンをこいで上るのは大変だが、景色は壮観だ。でも、気をつける必要がある。川はどこに危険が潜んでいるかわからない。かなり簡単に、方向を誤ったり、渦に飲まれたり、丸太にぶつかったりして転覆してしまう。

私はいつもカメラを持って行ってたくさん写真を撮る。出会った珍しい外国の動植物の写真を人に見せるのは楽しい。川にはピラニアやアカエイがいる。ジャングルには、サルやイグアナ、アリクイを見ることができる。でも、ヘビとジャガーには気をつけて!

川を上っていくとき、さまざまな場所に寄って、買い物をしたり、地元の人たちと話すのはいい考えだ。誰に遭遇するかわからない! あるときの旅行では、息子と私は、アメリカの大統領だったセオドア・ルーズベルト氏に遭遇した。別のときには、ブラジルでフィールドワークをしていたフランスの人類学者クロード・レヴィ=ストロース氏に会った。

旅の間は健康に気を付けることが大事だ。マラリアや黄熱病にはなりたくない。私たちは何度もかかってしまった! でも運がよければペルーまで安全に旅することができる。

この時点で、白状すべきことがある。私は実際には一度もブラジルに行っていない。息子と私が何度もアマゾンを上る旅行をしているのは事実だが、どの旅行も自宅のコンピュータでしていたのだ!

息子が幼いとき、私は「アマゾン・トレイル」と呼ばれる教育用のコンピューターゲームを購入した。川を上る体験をシミュレーションしたものだ。今話したガイド、必要なもの、動物、人々はみんな、ゲームに現れたものだ。とてもリアルだ!

このゲームのおかげで、息子と私はアマゾンのことを詳しく知った ― 南アメリカに行ったことがないにもかかわらず。このゲームは今でもオンラインで手に入るので、あなたもやってみることができる。いつか、私は本物のアマゾンへ旅行に行くつもりだ。でも今のところは、ノートパソコンでそこに行く方がずっと簡単だ!

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