ドイツの動物園で、ハゲワシのオスの同性のつがいが、母鳥に放置された卵を受け入れ、自分たちで作った巣の中でその卵を抱いて育て始めた。動物園の飼育員たちは、リザという名のシロエリハゲワシが木の下の泥の中に落とした卵を拾ったと、ドイツの通信社DPAが報じた。「リザは巣を作ろうとしなかった」と、ノルトホルン動物園の広報担当者イナ・ディティング氏は述べた。その卵は一時的にふ化器に入れられたが、その後、イジスとノルトホルンというオス同士のつがいに預けたところ、「すぐ卵の上に座った」とディティング氏は話している。卵の生物学的な親については不明で、これが受精卵なのかどうかも分からないという。