印刷用に全て表示アメリカの保健当局者は5月26日、知られている全ての抗生物質に耐性を持つ菌に感染した患者の国内初の症例を報告し、この菌が広まればスーパー耐性菌に日常的に感染してしまう深刻な危険があるという重大な懸念を示した。「我々はポスト抗生物質時代に突入する恐れがある」と、アメリカ疾病対策センターのトマス・フリーデン所長は述べ、49歳の女性の尿路への感染例に言及した。フリーデン所長は、ワシントンD.C.で行なわれたナショナル・プレス・クラブの昼食会で、その感染は最も強い細菌に対して使われる抗生剤として取って置かれているコリスティンによってでさえも制御されなかったと話した。