印刷用に全て表示サナダムシを駆除するのに使われる一般薬が、研究室での実験でジカウイルスの増殖を防いだと、8月29日に科学者らが発表した。医薬品『ニクロサミド』はこれまでに、妊娠中の女性にも安全であることがわかっているが、ジカウィルス感染治療のための迅速な展開が促進される可能性があると、『ネーチャー・メディスン』誌で報告された。「この発見は現在のジカウイルス研究を大幅に進歩させ、ジカ熱治療の開発に迅速な効果をもたらすはずだ」と研究チームは結論づけた。主に蚊を媒介して感染するが、性的接触によっても感染するジカウイルスは、感染した女性の胎児に重度の出生異常を引き起こす恐れがある。