印刷用に全て表示疾病対策センターの研究者らは、ジカ熱への感染によって起こる重度の出生異常は誕生時には顕在化しないかもしれないが、後の数ヵ月で発達すると述べ、このウィルスが成育中の胎児に目に見えないダメージを起こしうることがさらに確認された。この発見は、出生時には頭部が全員正常な大きさに見えたが、通常よりも(頭囲の)成長のスピードがずっと遅かった13人のブラジルの乳児の研究からわかったことだ。ジカ熱に感染したほとんどの人は、症状が見られないが、妊娠中に感染すると小頭症などの深刻な出生異常が起こることがある。小頭症とは、脳が正常に発達しなかったために、乳児の頭蓋骨が見込みよりもずっと小さくなるものだ。