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2017年1月20日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
Essay

Hindu holy books (p. 9)

ヒンズー教の聖典

海外旅行の際に、訪れる国の宗教について学んでおくのはいつだって良い考えだ。そのための良い方法の1つはその宗教の聖典を読むことだ!

インドのような国を旅行するなら、これは特に当てはまる。私は初めてインドを訪れたとき、デリーから聖地ワーラーナシーまで13時間かけて汽車で移動した。この時間を使って、ヒンドゥー教で最も聖なる本の2つであるラーマーヤナとバガヴァッド・ギーターを読んだ。

バガヴァッド・ギーターは2000年以上前に書かれたもので、マハーバーラタと呼ばれる叙事詩の一部だ。この物語は戦場で始まる。2つの軍隊が互いに向かい合って立っている。一方はカウラバの軍だ。もう一方はパンダバの軍だ。

パンダバ軍の指導者アルジュナ王子はひどく困っていた。なぜか? 彼が戦おうとしているカウラバ軍の多くは、彼の親戚だったからだ。お家騒動だ!

アルジュナは自分の苦悩を馬車の御者に打ち明けた。幸運なことに、彼が乗っていた馬車の御者は、ヒンズーの神様の一人、クリシュナ神だった。クリシュナは辛抱強く話を聞き、本の残りの部分を使って、アルジュナに生と死、現実と悟りについて教えた。

一見すると、バガヴァッド・ギーターは戦争の物語のように思える。より深いレベルでは、ガンジーのような人物に感銘を与えた永遠の真実についての哲学的な語りだ。

ラーマーヤナはいい人や悪い人、空飛ぶ猿などがたくさん登場する冒険物語だ。この物語はラーマ王子と妻のシータ、彼に忠実な猿の友だちハヌマーンを中心に展開する。

物語はラーマとシータを森へ追放した嫉妬深い女王から始まる。ある日、シータは魔王ラーヴァナに誘拐され、ランカ島(現在のスリランカ)へ連れ去られてしまう。シータを助けるため、ラーマとハヌマーンとその兵士たちはラーヴァナの魔の軍と戦わなければならない。

この戦いの間に、ラーマの兄弟のラクシュマナは毒矢に当たり、ひどいけがを負う。彼を救える唯一のものは、はるかかなたの山にある魔法の植物だ。ハヌマーンはそれを取りに飛んでいく。

しかし、そこにはあまりにもたくさんの植物があり、ハヌマーンはどれが正しいものかわからない。ハヌマーンは山ごと持ってラーマの元へ届けることでこの問題を解決した!

幸運にも、これはハッピーエンドの物語だった。ラーマはラヴァーナを破り、シータを救出して帰国し、王になった。

ラーマーヤナはハリウッドの超大作にもなり得るほどのエキサイティングな物語だ! 同時に、インドの価値観や理想の要点をまとめたヒンズー教の聖典でもある。

聖典を読むことは、世界の宗教について知識を得る素晴らしい方法だ。ラーマーヤナとバガヴァッド・ギーター、コーラン、聖書、トーラー(ユダヤ教の聖書)を勉強することは、ヒンズー教、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教を信仰する人々についての知識を深める役に立つ。

そこで、次に海外旅行へ行くときには私のアドバイスを聞いてほしい。聖典を何冊か持っていって読もう!

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