ゲノム編集で、死に至ることの多いウイルスへの耐性のあるブタを生み出したと、研究者らは2月23日に発表した。『プロス・パソジェンズ』誌に掲載された論文によると、研究プロセスではブタのDNAの小さな断片を切り取ったという。実験室の培養皿でブタの細胞を試験したところ、豚繁殖・呼吸障害症候群の主なサブタイプ2つに対する完全な抵抗力が示された。この病気は、若いブタでは肺炎、妊娠しているブタでは胎児の死亡を引き起こす。「CD163遺伝子を改変したブタから採取した細胞を調べた試験では、このDNA改変が、ウイルスの感染を阻止することが確認された」と、この論文は記している。