印刷用に全て表示妊娠早期に性器ヘルペスウイルスに感染している母親は、子どもが自閉症を持って生まれるリスクが2倍になる恐れがあると、アメリカとノルウェーの研究者が2月22日に発表した。アメリカ微生物学会の専門誌『mSphere』に掲載された研究論文は、母親の免疫反応が、成長中の胎児の脳に有害な影響をもたらし、自閉症の発症率に影響を与える可能性があることを初めて示した。「単純ヘルペスウイルス2型に対する母親の免疫反応が、胎児の中枢神経系の発育を阻害し、自閉症のリスクが高まると我々は考えている」と、論文の筆頭執筆者で、ノルウェー公衆衛生研究所の研究者のミラダ・マヒク氏は語った。