印刷用に全て表示アジアに住む4分の1以上の人々が、昨年、公共サービスを受けようとして賄賂を払わなければならなかったと、「トランスペアレンシー・インターナショナル」が3月7日に発表した。ベルリンを拠点とする同団体の報告書は、パキスタンからオーストラリアまで、アジア太平洋地域16ヵ国の2万人以上を調査した。この結果から、9億人が過去12ヵ月間に1回以上「賄賂」をしぶしぶ支払うことを余儀なくされたと推定した。賄賂の割合はインドとベトナムで最も高く、回答者の3分の2近くが、公教育やヘルスケアといった基本的なサービスを受けるために、金銭的な魅力を高めなければならなかったと答えた。