『サイエンティフィック・リポーツ』誌に掲載された研究によると、初期人類が共食いをするとき、栄養のある食事をとる目的というより儀礼的な目的であった可能性が高いという。この研究は、各部のカロリー値を計算するために人体を切り分け、先史時代の食人は、栄養面での効果が比較的乏しい危険な行為だったと主張する。グラム単位では、野生の馬やイノシシのほうが我々の祖先の人類の3倍以上のカロリーの脂肪分とタンパク質を有する。当時の人類はほとんどが皮と筋肉と骨だった。この発見は、ホモ・サピエンスの食人が文化的な意味で満ちていたという考えを補強する。