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2017年9月8日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
Essay

Being a grandparent (p. 10)

孫を持つこと

孫は最高だ―楽しいだけで、責任を持たなくていい。

今や妻と私は息子の家族と一緒に暮らすためにカリフォルニア北部に引っ越してきたので、2歳になる孫娘のアンナとたくさん過ごしている。アンナは私をおじいちゃん、妻をおばあちゃんと呼ぶ。

アンナは控えめに言っても手に余る。そして、私たちは2人ともアンナとゲームをしようとし、役に立つ言葉や身体的な技術を教えようとしている。これはアンナの母親とチームを組んでの取り組みのようなものだ。

アンナは私たちが到着した後すぐの5月初めに2歳になり、孫息子が7月初めに生まれた。私たちは今では6人家族だ。アンナの母親はアンナの言語発達を心配していて、地元の児童専門家を呼んで診断を受けさせている。しかし、アンナは簡単に試験に合格し、それ以来英語はあふれ出てくるようになった。英語と、母親の母語であるスペイン語で話し掛けられたことをアンナは全て理解している。

アンナはわずか2歳ではあるが、新しい言葉をスポンジのように吸収し、私たちが話すことを繰り返す。食べ物をこぼしたり、何かよくないことが起こると、アンナは「おっと」と言う。「おやすみ」と「バイバイ」を言い、毎日もっと多くの言葉を話す。Pleaseとthank youの使い方も知っている。「ねえ」や「まあ」という言葉を妻が言うが、アンナはこれらの言葉は保育園では使っていないだろう。

アンナは「きらきら星」など子どもの歌が好きだ。私の息子は東京で覚えた日本語で「きらきら光る」と一緒に歌う。そしてアンナに新しい曲を創作するのは簡単だ。

カリフォルニアではファースト5と呼ばれるプログラムがあり、息子の家庭のように低所得の家庭の5歳までの子どもが無料で利用できる。孫娘は週2回そこへ行き、私たちもときどき訪れる。そこにいる子どもたちと母親のほとんどはヒスパニックだ―カリフォルニアの民族の多様性の大きさを示している。

ファースト5は1988年に始まり、以降、順調にいっている。その目的は、健康と栄養、早期の識字、言語発達など、児童期初期における選択の自由を改善することだ。

ときどき、アンナの子どもらしい発音が気まずい状況をもたらすことがある。先日、アンナとおばあちゃんは通りを歩いて少し散歩に出かけ、アンナは隣人が洗車をしているのを目にした。彼はアフリカ系アメリカ人で、アンナは彼を指差し、「黒!」と言った。彼女は色を覚えているところなのだ。妻はすぐに、「そうね、あの人の車は黒いね」と言った。立ち去るときにアンナは「バイバイ、お隣さん(neighbor)」と言いたかったのだが、neighborがNワード(niggerなどn から始まる黒人に対しての差別的な単語)に聞こえるような発音だった! 妻はすぐにアンナの発言を訂正して、「バイバイ、お隣さん(neighbor)」と言い直した。

アンナと弟の間にきょうだい間のライバル意識はあるだろうか? 弟は小さすぎるので、まだない。あと2、3年もしたら、兄弟姉妹がいつもそうであるようにケンカをし始めるだろう。

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