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記事全訳

2017年9月15日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
Top News

Japan beats Australia to qualify for 2018 World Cup finals (p. 1)

サッカー日本代表、W 杯出場決定

浅野拓磨と井手口陽介は前半と後半に得点して、8月31日にオーストラリアに2対0で勝利し、日本の2018年ワールドカップ出場権を確定させた。

日本は、アジアカップ覇者(オーストラリアのこと)に勝利することで6大会連続のワールドカップ出場権を得ることを知りつつ、埼玉スタジアムでの試合に臨んだ。浅野はハーフタイムの4分前に先制点を決めて日本に主導権を握らせ、その後、井手口が82分に非常に優れたカーブのかかったシュートで勝敗を明確なものとし、一試合を残して日本をグループBの勝者として送り込むことになった。

「ファンの皆さんが本当に素晴らしい雰囲気を作ってくれ、テレビの前の皆さんも日本中が一つになって取ったワールドカップの切符だと思う」と、日本の主将である長谷部誠は語った。長谷部は3月に重傷を負い、昨年の11月以来初めて国際試合へ姿を見せた。

日本は来年ロシアで開かれる決勝への出場資格を得た4番目のチームとなり、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督は、UAEにホームで敗戦した試合で始まったワールドカップ出場最終予選の仕事を終えて安堵した。「これは日本の皆さんのものです」とこのボスニア人(監督のこと)は述べた。「応援ありがとうございます ― 皆さんは素晴らしいです。私たちは皆さんをたいへん誇りに思います」。

Easy Reading

US astronaut back on Earth after breaking space record (p. 3)

宇宙滞在最長の女性飛行士が帰還

宇宙飛行士のペギー・ウィットソンさんは9月3日に地球に帰還し、新記録を樹立した宇宙飛行を締めくくった。ウィットソンさんはアメリカ人による、また女性による宇宙滞在時間の最長記録を破った ― 合計で665日間滞在した。

ウィットソン飛行士はロシアの宇宙船でグリニッジ標準時(GMT)の1時22分にカザフスタンに着陸した。一緒にいたのは、ロシアのフョードル・ユールチキン飛行士とアメリカ航空宇宙局(NASA)のジャック・フィッシャー飛行士だった。

ウィットソン飛行士は他の記録も破った。この生化学者(ウィットソンさんのこと)は57歳で世界最年長の女性宇宙飛行士だ。彼女は宇宙船の外で活動した経験が最も豊富な女性で、船外活動を10回行なった。そして、彼女は国際宇宙ステーションで2回司令官を務めた初の女性となった。

ウィットソン飛行士、ユールチキン飛行士、フィッシャー飛行士は、国際宇宙ステーションを離れる際、感動的な別れの挨拶を受けてきた。国際宇宙ステーションの新しい司令官であるNASAのランディ・ブレスニーク飛行士は、ウィットソン飛行士に特別な称賛の言葉を伝えた。ブレスニーク飛行士はウィットソン飛行士のことを「アメリカの宇宙忍者」と呼んだ。

Easy Reading

'Smart vest' could turn stray dogs into Bangkok guardians (p. 3)

「監視カメラ犬」、バンコクをパトロール

タイの広告代理店は、野良犬をバンコクの通りの監視者に変えることのできる「スマートベスト」を開発した。このベストには隠しカメラとセンサーが搭載されている。犬が大声で吠えると、搭載されたカメラがコンピュータにライブ映像を送る。

タイのほとんどの都市の通りには野良犬がおり、スマートベストの開発者は、これで犬にとっても地域にとっても助けになるだとうと考えた。

「このベストは、野良犬が地域の夜警になれると、人々に感じさせるだろう」と、Pakornkrit Khantaprapさん(28)は語った。彼は、サムスングループ傘下のマーケティング会社Cheilで働いている。

プーケットを拠点とする動物愛護団体のSoi Dog Foundationのマーティン・ターナーさんは、このベストを歓迎する。Soi Dogは、タイ全国の野良犬と野良猫を守るために活動している。

Khantaprapさんは、このベストは試験導入を開始する前にまだ多くのテストが必要だと述べた。

National News

DP elects Maehara to lead it out of doldrums (p. 4)

民進新代表に前原氏

野党の民進党が、自民党が率いる連立与党に真剣な挑戦をするかもしれない兆候がある中で、保守派議員の前原誠司氏が9月1日、民進党の代表に選ばれた。

この55歳の京都出身の人(前原氏のこと)の職務は、民進党を低迷状態から抜け出させることだ。彼は多くの有権者によく知られており、外務大臣を含め、多くの職を担ってきた。

「我々は、有権者が選ぶことのできる現実的な党が自民党だけという状況を変える必要がある」と前原氏は選出された後に民進党の党員に語った。

National News

Princess Mako officially says she will marry (p. 4)

眞子さまと小室さん、婚約内定

明仁天皇と美智子皇后の最年長の孫である眞子さまは、大学の元同級生と結婚すると、宮内庁が非常に待ち望まれた記者会見で9月3日に発表した。

眞子さまと婚約者の小室圭さんはどちらも25歳で、ロマンチックな言葉で二人の関係を語った。

「「最初にひかれたのは、太陽のような明るい笑顔であったと思います」と眞子さまは東京で報道陣に語った。小室さんは、眞子さまは「私のことを月のように静かに見守って下さいます」と述べた。

National News

Teen arrested over alleged crime of passion (p. 4)

高校生男女殺傷、15歳少年を逮捕

埼玉県草加市で、15歳の高校生が9月4日、彼の元恋人と交際していたと考えられる10代の少年を刺殺した疑いで逮捕された。

警察は、未成年であることから名前が公表されていないこの容疑者が9月3日、西山康介さん(16)を西山さんの恋人のアパートで殺害し、同じく16歳のこの恋人に重傷を負わせたと述べた。

容疑者は、西山さんと少女の関係に腹を立てていた可能性があり、二人を襲撃したと示唆していたと、警察は話した。

National News

Japan gymnasts win four medals at worlds (p. 4)

新体操世界選手権、日本のメダルは4個に

日本は9月3日の新体操の世界選手権で、ボールとロープの団体決勝戦で銀メダル、フープの団体決勝戦で銅メダルを獲得した。

日本はイタリアのペーザロにあるアドリアック・アリーナでのこの大会を4個のメダルを獲得して終えた。4個は(新体操の)世界大会で日本が獲得した最多数だった。

チームの主将を務めた杉本早裕吏選手は、2020年の東京オリンピックに向けた準備期間でいいスタートを切れたと語った。

「強豪チームにとってさらに大きな脅威になりたいと思います」と杉本選手は話した。

World News

123,000 refugees flee violence in Myanmar (p. 5)

ミャンマーで武力衝突、難民が急増

ミャンマー西部で最近起こった武力衝突から逃れて、ロヒンギャ族の大勢の難民がバングラデシュに入っていると、国連の難民機関が9月5日に発表した。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の広報担当官は、ミャンマーの治安部隊とロヒンギャ族の武装勢力の間で武力衝突が8月25日に勃発して以来、約12万3000人の難民が避難したと述べた。ロヒンギャ族の大多数はイスラム教徒だ。

「我々は命を守るためにバングラデシュに逃れた」と、あるロヒンギャ族のイスラム教徒は語った。名前は下の名前のカリムとだけ述べた。彼は、軍隊が「我々を焼き払い、殺し、村に放火した」と言い添えた。

World News

Turn your back on protectionism: Xi Jinping (p. 5)

中国の習主席、保護主義への懸念を表明

中国の習近平国家主席は9月3日、中国南東部で開かれた中国主導の新興経済国のサミット開幕を前に、世界に対して保護主義を拒否するように呼びかけた。

「保護主義と内向きの思考が増えつつある」と嘆いて、習主席は「開かれた姿勢のみが進歩を生み、包括性だけがそうした進歩を持続させる」と語った。

習主席は厦門でのサミット開幕を前に、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アメリカの各BRICS国の財界の代表達に語った。

World News

Cambodia paper takes last shot at 'dictatorship' (p. 5)

カンボジアで政権に批判的な新聞が廃刊

カンボジアで最も断固として独立性を貫いてきた新聞の1つ『カンボジア・デイリー』は9月4日に最終版を発行した。大見出しは「完全な独裁への転落」だった。

一面には、フン・セン首相への反対者に対する活動がエスカレートするなかで、カンボジアの最大野党の党首ケム・ソカ氏が反逆の容疑で逮捕されたという記事が掲載された。

政府はこの新聞が630万ドル(6億8900万円)の未払いの税金があると述べているが、カンボジア・デイリーにはこの決定を控訴する許可が出ていない。

World News

Big signing fees draw UEFA investigation (p. 5)

ネイマールらの移籍めぐりUEFAがパリSGを調査

パリ・サンジェルマンは、フォワードのスター選手、ネイマールとキリアン・ムバッペにした巨額の投資について捜査を受けている。

ヨーロッパのサッカーを統治する欧州サッカー連盟(UEFA)は9月1日、パリ・サンジェルマンの資金に関する公式な調査を始め、「最近の移籍の動き」は、過度の支出を抑制するために設けられた規定にこのクラブが違反していた懸念をもたらしていると発表した。

カタールが所有するこのクラブ(パリ・サンジェルマンのこと)は、ネイマールと世界最高額の2億2200万ユーロ(290億円)で契約し、ムバッペとは1億8000万ユーロ(235億円)で契約した。

Business & Tech

Japan Post mulls using drones to transport parcels (p. 6)

日本郵便、ドローン配送を検討

日本郵便は9月4日、配送人員がますます不足していることから、もしかすると来年から郵便局間の荷物の輸送にドローンを活用することを検討していると発表した。国が所有する日本郵政の郵便と小包みの業務部門によって計画されているこのプロジェクトは、電子取引の運営業者である楽天と、大手配達業者ヤマトホールディングスがドローンによる配達を実験していることを受けて発表された。日本郵便は、政府の開発推進計画と足並みを揃えてドローンを活用することを検討している。政府の計画の下では、ドローンの活用は2018年に山間部で、2020年代に都市部で小包みを配達することが視野に入れられている。

Business & Tech

Alexa and Cortana to merge voices (p. 6)

アマゾンとマイクロソフト、音声認識AI を連携

マイクロソフトとアマゾンは、8月30日に発表された業務提携で、音声認識のアシスタント機能を連携させる。

この秋、ユーザーは、ウィンドウズ10のコンピューターとアンドロイド端末やアップル社の端末から、マイクロソフトのコルタナを使って、アマゾンのアレクサにアクセスできるようになる。アマゾンのエコーなどアレクサが使用できる機器でコルタナにアクセスすることも可能になる。マイクロソフトはこの提携で、アレクサの利用者らは、会議の予約や仕事のカレンダーへのアクセスなど、コルタナの機能にアクセスできるようになると発表している。コルタナのユーザーは一方で、アレクサにスマートホームディバイスのスイッチをつけたり、アマゾンのウェブサイトで買い物をしたりするよう頼むことができる。

Business & Tech

KFC in China tries face-recognition payments (p. 6)

ファストフードの支払いは「顔認証」、中国でテスト

中国でケンタッキーフライドチキン(KFC)を展開している業者は、ファストフードのカウンターで顔認証を使って支払いをする未来的な方法を導入している。「スマイル・トゥ・ペイ」システムでは、顧客は杭州の東部の都市にあるKFCのより健康的な系列店で、機械で注文した後、財布をポケットに入れたままにできる。KFCやピザハット、タコ・ベルなど大手ファストフードブランドを複数運営するヤム・チャイナは、中国の電子決済サービス会社アリペイ ― 電子取引大手アリババが始めた会社 ― と技術提携した。注文する機械は顧客の顔とアリペイのアカウントで認証された写真とを比較する。

Business & Tech

McDonald's staff stage first strike in UK (p. 6)

英マクドナルド従業員が初のストライキ

マクドナルドの2店舗の労働者らは9月4日、同社のイギリス支社に対して支払いなどの問題に抗議するため、初のストライキを実施した。ロンドンのケンブリッジとクレイフォードにあるマクドナルドの少数の労働者らが、賃金を10ポンド(1420円)に上げ、いわゆるゼロ時間契約(勤務時間が保証されない労働契約)を終わらせることと、労組としての承認を要求するためにストライキを実施した。ゼロ時間契約では定められた労働時間がない。「マクドナルドのようなファストフードレストランの労働者らは、あまりに長い間、劣悪な労働条件と、就業時間の大幅なカットに対処しなければならなかった」とパン製造業者食品・同業者組合のイアン・ハドソン組合長はケンブリッジで語った。

Business & Tech

Drive-thru funeral service to be offered in Japan (p. 6)

「ドライブスルー葬儀」サービス、長野で12月から開始

日本で初めて、長野県の葬儀業者は、遺族が車を降りずに最後のお別れをすることができるドライブスルーサービスの提供を開始する。長野県上田市の冠婚葬祭愛知グループは、12月に上田市内にオープンする新しい葬儀場にこのサービスを導入する予定だ。ファストフード店のドライブスルーのように、葬儀への参列者らは窓を空けて、タッチスクリーンパネルに名前をサインし、香典を手渡すことができる。また、電子焼香機で死者に追悼の焼香をすることもできる。

Business & Tech

Bad hangover? Take a day off, says UK company (p. 6)

英企業、社員に「二日酔い休暇」を提供

夜に大きなイベントがあった後、体調が悪いだろうか? イギリスのある会社では、「音楽」「ビール」「具合が悪い」などを示す絵文字をテキストメッセージで送るだけで「二日酔い休暇」が取れる機会を従業員に与えている。「スタッフはもう『24時間病気』のふりや、『具合の悪い声』のふりをする必要はない。何があったのか上司に言えばいいだけだ」と、ロンドンを本拠とするスマートフォン向けの音楽チケット購入アプリの提供会社DICEは語った。DICEの創業者であるフィル・ハッチェオン氏は、深夜のネットワーキングは、この業界ではライブの後に最高の取引が決まったりするものだから、従業員にとって大切だと語った。「私たちは互いを信頼していて、ライブ音楽を楽しみに夜遅くに外出したらオープンに話してほしいと思っている」と同氏は述べた。

This Week's OMG!

Postal workers deliver drugs for bribes (p. 8)

郵便局員、賄賂を受け取りコカインを配達

アメリカのジョージア州で16人の郵便局員が賄賂を受け取ってコカインの小包を配達していたと、連邦検事が8月30日に発表した。

賄賂の支払いと引き換えに、州都アトランタの都市圏の郵便局員らは、薬物を出荷できる特別な住所を提供し、出荷後に小包みを止めて、薬物の密売人と考えられる人物に届けた。密売人は郵便システムを使って一度に数キロのコカインをこの地域に運搬したと、ジョン・ホーン弁護士は述べた。

しかし、実際にはこれは一連のおとり捜査だった。薬物の密売人とされた人物は、警察と連携していて、小包みには偽の薬物が入っていた。

この捜査は、密売人らが薬物を輸送し、警察に発見されることを避けるため、郵便システムを利用していたことをFBIが知った後で始まったと、ホーン氏は述べた。

「郵便局員らは、我々のコミュニティ中を回り、我々の家を回りながら、市民と個人的なやりとりをすることも多い必要不可欠なサービスを担うことを任されているのだ」とホーン氏は述べた。

Essay

How to move house (p. 9)

シンガポールの引越し事情

これら3つのアイテム ― カレンダーとパイナップル、沸いたお湯が入ったやかん ― に共通するものは何だろうか?

これらは全て、シンガポールで引っ越しのときに「幸運を祈る」儀式に必要なものだ。

私は最近、家を引っ越して、多くの友人と親戚が、順風満帆な引っ越しにするためにされるべき儀式についてアドバイスをくれた。多くの中国系シンガポール人たちは、こうした儀式が幸運を呼び込み、新しい家で全てが確実にうまくいくようにする助けになると信じている。

まず、太陰暦のカレンダーを使って、引っ越しに縁起の良い日を選ぶ。日本のカレンダーが六曜のカテゴリーに日を分けているように、中国のカレンダーも各日に意味を与えている。結婚や引っ越しに縁起の良い日とされる日もあれば、不運な日とされる日もある。

夫と私は迷信を信じたことがないので、ただお互いに都合のいい日を選んだ。友人たちは怖がって、日にちを確認しようかと言ってくれた。運良く、私たちが考えていた日付は、まあまあとされる日だった。

次にすることは、パイナップルを用意して、新居に届くまで正面のドアからパイナップルを転がすことだ。なぜパイナップル? 福建語ではパイナップルは"ong lai"と呼ばれ、「幸運がやってくる」という言葉と同じように聞こえる。転がして入れた後でパイナップルをどうするかについては、友人の何人かはしばらく目立つようにパイナップルを飾ることを提案した。スライスして味わえばいいという人たちもいた。

3番目にすることは、新居でやかんにお湯をわかすことだ。友人はこの一見奇妙な習慣について、中国語のイディオム“?生水起”(フェンセンシュイキと発音する)と一緒に説明した。このイディオムは、元気で繁栄するという意味だ。お湯を沸かすという行為は、最後の二文字に対応している。これで繁栄した日々がこれから訪れることを願う。

夫と私は縁起を担ぐことがないので、最初に考えていたことをした:何も特別なことはしなかったのだ。それに、私たちは荷物を詰めたり、解いたりで頭がいっぱいで、パイナップルなんて考えもしなかった。新しい住まいに運ぶものがあまりにもたくさんあり、私たちはパイナップルを探すよりむしろ、必要不可欠なものを運ぶのをもっとがんばったほうがよかった。

私たちはそれでも、お湯は沸かした。新しいアパートにものを入れて簡単な掃除をした後、ようやく座って一息入れた。お茶を入れようとお湯を沸かしていて、これから続く繁栄した日々を呼び込むことについて友人が言っていたことを思い出した。

迷信がばかばかしい思い込みなのか、本当なのかを立証するのは不可能だと思う。しかし、重要なことは、私たちがどちらも満ち足りて、気楽で、完全にくつろいだ気分になれることだろう。

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