6月末の時点で、家計が保有する金融資産は前年から4.4%増加して1832兆円となったことを、9月20日に日本銀行のデータが示した。この伸びは世界経済が緩やかに拡大する中で、株式などの資産の価値が上がっていることによって高められた。資産種別では、(普通)株式が22.5%増加して191兆円、投資信託は15.6%増加して100兆円だった。現金と預金は、家計の51.6%を占め、2.6%増加して945兆円だった。このデータは、日本銀行による日本政府の国債保有率が全体の40%以上に初めて増加したことも示した。