週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
発展途上国の女性の労働環境改善のために活動している英国の女優ミニー・ドライバー(33)は、最近、タイとカンボジアの繊維工場を訪れた。現地の実情を目の当たりにしたドライバーは——。
"The poorest people with the least are making sacrifices for those of us who have the most."
(一番貧しく、一番持たざる者が、一番持てる者である私たちの犠牲になっているのです)
"I'm a consumer with my point of view from the West, and I came here in a massive state of ignorance —— an ignorance that was only revealed as I learned."
(私は先進国の考え方に染まった消費者で、何も知らない状態でここに来ました。何も知らないということに、いろいろ学んで初めて気付いたのです)
"Every time they squeeze to get lower production costs, faster production, it's nobody but the working women who suffer, and so their families back at home."
(先進国の人間が、生産コストをより低く抑え、生産速度をより早くしようと締め付けを加えるたびに、苦しむのは働く女性であり、彼女たちの家族なのです)