週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
イッセー尾形(53)が昭和天皇を演じたアレクサンドル・ソクーロフ監督の『太陽』がベルリン映画祭で絶賛された。1945年の無条件降伏から、翌年に「人間宣言」するまでの昭和天皇の苦悩を描いた作品で、国内では反発も予想されるため、日本公開のめどは立っていない。イッセー尾形は通訳を介した上映後の会見で——。
"I'm not saying that Japan has censorship, but the director was aware of my situation."
(日本に報道統制が存在するとは言いませんが、監督は私の置かれた状況を認識していました)
"It was at first not made public who was playing the part.2
(当初、誰が昭和天皇を演じるか公表されませんでした)
"People who only see the title, I can't discuss it with them. I would tell people to go and see the film. Whether we can show the film in Japan, I don't know. I know it will be difficult."
(映画の題名しか見ていない方と作品について論議はできません。とにかく映画を見てくださいと申し上げます。日本公開ができるかどうか知りませんが、難しいだろうということは分かります)