週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
ハリウッドで活躍する中国のアクション俳優ジェット・リー(44)は20日、海外映画に対する中国政府の検閲にいら立ちを覚えていると、自身の公式サイトで表明した。これまで主演した複数のハリウッド映画は検閲のせいで上映されなかったと明かし、中国での上映にこぎつけるため、海外の映画製作者は苦労していると語った。
"Many foreign filmmakers wonder how you can make an action movie that can be shown in China."
(海外の映画製作者の多くはどうしたら中国で上映できるアクション映画を作れるか知りたがっています)
中国では海外映画は年間約20本しか上映されておらず、上映作品も内容をカットすることが多い。リーは、政府の検閲に理解を示しながらもこう語った。
"Films don't always have to be realistic. In films there are many unrealistic things. It is my hope that audiences can mature and develop to see the difference between a movie and real life."
(映画はいつも現実的である必要はないのです。非現実的なことが映画にはたくさんあります。観客が成熟し、映画と現実の違いを理解できるようになることを願っています)