週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
先月末、ワシントンにあるニュース博物館「ニュージアム」で、学生などを対象に『グッドナイト&グッドラック』の上映会が行なわれ、監督・脚本を手がけたジョージ・クルーニー(47)が、父親のニック・クルーニーとともに姿を見せた。映画は、伝説の米ニュースキャスター、エド・マローを描いたもので、大学でジャーナリズムを教える父親は、これを教材として使っている。息子の作品を通して学生たちが学べるということは、自分にとって大事なことだと父親が語ると、当の息子は——。
"I don't care for that."
(僕にはどうでもいいことさ)
すかさず父親が "Never cared for this kid! His sister's great."
(いつもながら嫌なやつだ。こいつの姉はいい子なんだがね)
と冗談を飛ばすと、息子はこう切り返し、笑いを誘った。
"I always wanted to be adopted, couldn't find anyone."
(ずっと、よその家の子になりたいと思ってたんだけど、もらってくれる人がいなかったんだよ)