週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
23日からニューヨークで開かれる世界最大の短編映画祭 Tropfest の司会を務める8月2日に80歳になるアイルランド出身のベテラン俳優ピーター・オトゥールは10日、引退を表明した。『アラビアのロレンス』などに主演したオトゥールは、『ピープル』誌に声明を寄せて — 。
"It is time for me to chuck in the sponge. To retire from films and stage. The heart for it has gone out of me: it won't come back."
(降参する時が来た。映画と舞台から引退する時だ。気持ちが失せてしまってもう戻らない)俳優業を長年続けてきたことに満足していると述べて — 。
"However, it's my belief that one should decide for oneself when it is time to end one's stay. So I bid the profession a dry-eyed and profoundly grateful farewell."
(しかし、去り際を決めるのは自分自身だと、私は常々考えてきた。だから、しめっぽくならずに深い感謝の念をもって俳優業に別れを告げよう)