週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
ロバート・ロドリゲス監督(35)は低予算の映画作りが売り。最新作"Once Upon a Time in Mexico"は、アントニオ・バンデラス、ジョニー・デップ、ウィレム・デフォーなどそうそうたる俳優陣が出演しているにもかかわらず、制作費は2,650万ドル(うち出演料は1,500万ドル)。ロドリゲス監督はNewsweek誌に——。
"I could have asked for three times the budget with this cast. But if I had, there would have been studio people on the set in Mexico, making sure we were covering their investment, and that's very restricting."
(この顔ぶれなら3倍の予算を要求することもできた。だが、それをしてしまうと、僕たちが投資に見合った仕事をしているかどうか、映画会社の連中がメキシコの撮影現場に偵察に来ただろう。それではすごく拘束されてしまう)
"I know how to make cheap movies —— and I have to do all the jobs to keep it cheap, but in turn I can make the movie I want. Even if it bombs at the theater, they get their money back. And you have the chance to make something a bit different."
(僕は映画を安く作る方法を知っている。費用を抑えるため、何から何まで自分でやらなければいけないが、その代わり、思い通りの作品を作ることができる。それに、たとえ興行的に失敗しても採算は取れるし、一味違う映画を撮ることもできるんだ)