週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
『チャタレイ夫人の恋人』などで知られる英映画監督ケン・ラッセル(78)のハンプシャーの自宅で3日、火事が発生した。事件後、ラッセルは、外出から戻ると家が燃えていたというてんまつを近くのパブで語った。奥さんを救い出そうと、煙の充満する寝室に飛び込んだが…。
"I was shouting 'Lisi, Lisi, where are you?' It was only then that I discovered she was already outside and looking to rescue me."
(「リジー、リジーどこにいるんだ?」って叫んでいるうち、妻はすでに外にいて、僕を助け出そうとしているということにやっと気づいた)
火事が発生したとき入浴中だった奥さんは、裸のまま庭に避難していたという。
"There was a naked lady running round the garden; what a pity I was not there to film it."
(裸の婦人が庭を走り回っていたんだ。その場にいて撮影できなくて本当に残念だよ)
"If it was one of my films I'd call it 'Hot Stuff'."
(これが僕の映画だったら、『ホットスタッフ』とタイトルを付けるね)
Hot Stuff には、「特ダネ、すごいこと、セクシーなこと」などの意味がある。ちなみに、燃えてしまったラッセルの自宅は、16世紀に作られたわらぶき屋根の建物だった。