週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
『デス・プルーフ in グラインドハウス』(9月1日日本公開)は、映画オタクで知られるクエンティン・タランティーノ監督(44)がロバート・ロドリゲス監督とコラボレートした2本立ての企画の一本で、60年代、70年代米国のB級映画のオマージュになっている。ジャパンタイムズとのインタビューで、企画がどう生まれたか聞かれると、自宅には立派な映画コレクションとホームシアターがあると話し——。
"It's one of the things I did when I 'got rich.' That year I didn't make a movie, I made a movie theater."
(「金持ち」になってしたことの一つさ。その年は映画を作らずに、映画館を作ったん)
そのホームシアターで一緒に夜な夜なB級映画を観ていた友達の一人が、ロドリゲス監督だった。
"And he said: 'Y' know, these movies are so much fun! We should do our own version of this. Let's give the world what it's like at movie night at Quentin's house.' So that's what we tried to do."
(そこで彼が「なあ、最高に楽しい映画じゃないか。僕らも自分たちのB級映画を作ろう。クエンティン邸のムービーナイトがどんなものなのか、世界に知らせてやろう」と言ったんだ。それでやろうとしたのが、このプロジェクトさ)
タランティーノは日本好きとしても知られる。
"I love the city of Tokyo, I like the Japanese nightlife scene, I have a lot of friends here, and I feel very comfortable with the Japanese. I feel like I was Japanese in another life, if not a few other lives."
(東京の町が大好きだ。日本のナイトライフも好きだし、友達もたくさんいて、日本人といるととても心地いい。前世で日本人だったんじゃないかな。前世じゃなければどこか別の世で)