週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
『クラッシュ』でアカデミー脚本賞と作品賞を受賞したカナダ出身の監督・脚本家のポール・ハギス(56)は35年来のサイエントロジー教会の信者だったが、このほど脱退した。ハギスは8月に教会の広報担当者にあてた手紙で、教会がカリフォルニア州での同性婚禁止に反対の意思を表明すると約束しておきながら何もしなかったことを批判して——。
"I could not, in good conscience, be a member of an organization where gay-bashing was tolerated."
(良心に照らして、同性愛バッシングが容認される団体の一員でいることはできなかった)
また、教会が「反教会の立場をとる家族・友人との断絶を信者に強制することはない」と公言していることに反発。信者である自分の妻は両親との断絶を命じられ、1年以上口をきかなかったと言って——。
"The great majority of Scientologists I know are good people who are genuinely interested in improving conditions on this planet and helping others. I have to believe that if they knew what I now know, they too would be horrified."
(私が知るサイエントロジー信者の大半は、純粋に地球上の状況を良くすることや人助けに関心がある善良な人たちだ。私が今知っていることを彼らが知ったら、同じようにショックを受けるに違いない)