週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
ポーランドのロマン・ポランスキー監督(78)は27日、チューリッヒで開催中の映画祭で、2年前に受賞するはずだった功労賞を受賞した。2年前、授賞式出席のためにスイスに入国した際、1977年の米国での少女淫行容疑に関連して、空港で拘束されたのだ。受賞スピーチで——。
"Friends, what can I say? Better late than never."
(友よ、何と言ったらいいのやら。遅くても来ないよりはましですね)
"Certain parts of it I would rather forget. But I'm happy to be here, because I know that it was not only a blow to me, to my family, but also to the festival itself. It's a very moving moment for me."
(2年前のことは思い出したくない部分もあります。でもここにいることをうれしく思います。あの日は私や家族だけでなく、映画祭そのものにとっても痛手だったに違いありませんから。私にとってとても感動的な瞬間です)