週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
ボブ・ディラン(63)の回顧録"Chronicles, Vol. 1"が今週発売される。それに先駆け、米ニューズウィーク誌最新号に、回顧録の抜粋とディランのインタビューが掲載された。記事の中でディランは3年におよぶ執筆活動を振り返っている。
"I'm used to writing songs. And songs —— I can fill 'em up with symbolism and metaphors. When you write a book like this, you gotta tell the truth, and it can't be misinterpreted."
(曲を書くのはお手の物だ。曲には —— シンボルや隠ゆを盛り込める。しかし、こんな本を書くとなると、真実を書かなくちゃいけない。誤解されるわけにはいかないんだ)
"Lest we forget, while you're writing, you're not living. What do they call it? Splendid isolation? I don't find it that splendid."
(忘れてならないのは、書いている本人はその間、生きていないということだ。その状態は何だ?素晴らしき孤立だ?おれには孤立がそんなに素晴らしいとは思えないね)