週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
昨夏、マウント富士ジャズ・フェスティバル出演のため来日中に不調を覚えたサックス奏者のマイケル・ブレッカー(56)は、その後、骨髄異形成症候群(MDS)と診断された。MDSは血液がんの一種で効果のある治療は骨髄移植だが、適合するドナーはまだ見つかっていない。7週間の化学療法を終えて現在ニューヨークの自宅で療養中のブレッカーは、演奏や作曲活動ができなくて寂しいともらしたあと——。
"On the other hand, this whole experience has allowed me to be a conduit to attract attention for a cause that's much larger than me ... for people to go get tested (for the marrow donor program) because I know a lot of lives will be saved."
(でも、この体験のおかげで僕は、自分個人を超えた次元の運動に人々の関心を呼ぶ手伝いができました。骨髄バンクのドナーとなるための検査を受けようという運動です。これで大勢の命が救われるんですから)