週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
奇抜なメークで知られる米ヘビメタバンド、キッスのオリジナルメンバーでドラマーのピーター・クリス(61)は、ソロアルバム"OneFor All"を発売した。バラード曲が多数収録されたアルバムに、往年のキッスファンは首をかしげるかもしれないが——。
"I miss being what I am, the real Peter Criss, the guy who loves R&B, the guy who loves jazz, the guy who loves Motown, the guy who loves to use a lot more pieces than three guitars."
(自分自身が、つまり、本当のピーター・クリスが懐かしくなったのさ。ピーター・クリスはR&Bやジャズやモータウンを愛し、ギター3本よりもっといろんな楽器を使うのが好きなんだ)
"I have no one over my shoulder screaming, 'I don't hear a hit!' or 'This is too long for the radio!' or 'This song is too schmaltzy!'"
(「これじゃヒットしないぞ!」とか「ラジオには長すぎる!」とか「この曲は感傷的すぎる!」とか、周りでいちいち難癖をつけるやつもいないし)
実はこれは、キッス時代に自分が作曲した"Beth"という曲について、ほかのメンバーやプロデューサーから言われたこと。もっとも、"Beth" はキッスを代表するヒット曲となった。