週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
90年代に名を馳せたカナダ人歌手、セリーヌ・ディオン(39)は、2003年からラスベガスのホテルで行なってきた定期公演を12月で終了する。その活動を振り返って——。
"Five years ago, I had done it all. I needed a new challenge. I wanted to offer my fans something more theatrical and spectacular than anything we'd done before. I never felt I had anything to lose."
(5年前、私はすべてを成し遂げていた。新しい挑戦がほしかったの。それまでにやったことないような、演劇風の華々しいものをファンに見せたかった。失うものは何もないと感じていたわ)
ロマンチックな歌詞と伸びやかな歌声が特徴のディオンだが、11月に発売される、3年ぶりに英語で歌ったアルバム"Taking Chances"では、アップテンポなロック色を出しているという。自身を特徴付けたこれまでの曲については——。
"Do you think I wanted to hold those long notes forever and kill myself on stage every night? But everybody always sent the hardest songs to sing to me: 'If somebody can hit those notes, it's Celine Dion.' And I can do it; I can hit them, baby."
(あんなふうに、息継ぎもせず音を伸ばして歌って、毎晩ステージで死にそうになるなんて、私がやりたかったことだと思う? でも皆が、いつも私に難曲ばかり回してきたの。「もしこんな音域を出せる人間がいるとすれば、それはセリーヌ・ディオンしかない」ってね。それは出せるわよ、もちろん)