週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
米音楽界の大御所、クインシー・ジョーンズ(75)は、北京五輪の文化・芸術顧問だ。同じく顧問に任命されていたスティーブン・スピルバーグ監督は、ダルフール問題への中国政府の姿勢を不満として、顧問を辞任したが、ジョーンズは辞任する気はないとAP通信に語って——。
"I care too much about Darfur and China, and if I can stay in the game with others like us, I feel we can make a difference."
(ダルフールと中国のことがとても心配なので、同じ考えを持つほかの人たちと一緒にオリンピックにかかわり続けることができれば、事態を変えられると思うのです)
特別委員会を作り、スーダンの首都ハルトゥームを訪れたいというジョーンズは、この問題の対応の仕方次第で、中国は世界のリーダーとしての立場を示すことができると語った。
"China's leadership took on the challenge of the Beijing Olympics knowing that the spotlight and focus would be on them, warts and all. Because the spotlight is on them, they now have the chance to show leadership and wisdom to change the world for the better."
(中国の指導者は、世界の全注目を浴びることを承知で北京五輪という挑戦を受けました。欠点も含めて、彼らが注目されている今こそ、世界をよくするためのリーダーシップと知恵を示すチャンスなのです)