週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
養子を含め3人の子どもを育てている米歌手マドンナ(50)は、アフリカのマラウイの孤児、マーシーちゃんとの養子縁組を新たに申請したが、3日、同国の裁判所に却下された。マドンナは12日の地元紙に以下のようなコメントを寄せ、まだ申請をあきらめないと語った。
"I want to provide Mercy with a home, a loving family environment and the best education and health care possible."
(マーシーに、家と、愛情あふれる家庭環境と、最高の教育や医療を与えてやりたいのです)
"And it's my hope that she, like David, will one day return to Malawi and help the people of their country."
(そして、彼女が、デビッドともども、いつかマラウイに戻り、祖国の人々を助けることができるようにと願っています)
デビッド君とは、マドンナが2006年にやはりマラウイから引き取った養子だが、同国の法律では、最低18ヵ月以上マラウイに居住していないと養子縁組の資格が認められない。デビッド君の養子縁組が許可されたことは例外的で、優遇処置だとして人権団体などから批判を受けていた。