週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
ハイチ出身の米歌手ワイクリフ・ジョン(37)は18日、ニューヨークで記者会見し、母国で起きた大地震の被害状況について、ポルトープランスを訪れて目にした様子を涙ながらに語った。路上に放置されていた死体を運んだと語って——。
"Port-au-Prince is a morgue."
(ポルトープランスは死体保管所になっている)
ジョンが運営する慈善団体 Yele Haiti は被害者救済のための義援金を募っており、数日で200万ドルを集めたが、この団体がお金を不当に使っているという疑いが浮上した。これについては——。
"My dad always told me, 'If you're a man with a clear conscience, speak with a clear conscience and the world will know. Have we made mistakes before? Yes. Did I ever use Yele money for personal benefit? Absolutely not."
(父がいつも言っていた。「やましいことをした覚えがなければ、やましい気持ちを一切持たずに話をしろ。世間は分かってくれる」って。過去に過ちを犯したことがあるかと聞かれれば「犯した」と答えざるを得ない。イエレのお金を個人的な利益のために利用したか、と聞かれれば、答えはこうだ。「絶対にしていない」)