週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
米テキサス州の陸軍基地で開かれた軍法会議で15日、イラクのアブグレイブ刑務所で行なわれたイラク人収容者に対する虐待事件の首謀者とされるチャールズ・グレイナー技術兵(36)に10年の禁固刑が言い渡された。判決が下される前、証言台に立ったグレイナー技術兵は——。
"I didn't enjoy anything I did there. I did what I did. A lot of it was wrong. A lot of it was criminal. And of all things, that is what I wanted to get off my chest most."
(やったことを楽しんだわけじゃない。単にやっただけだ。そのほとんどが誤った行為であり、犯罪行為だった。何よりもまず、私はそのことを言って胸のつかえを取りたかった)
判決文が読み上げられた後、報道関係者に取り囲まれたグレイナー技術兵は「後悔はしていない」と答え、
"Bad things happen in war."
(戦争にはひどいことがつきものだ)
と述べた。