週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
女性職員に対するセクハラ疑惑が取りざたされたルード・ルベルス国連難民高等弁務官(65)は20日、コフィ・アナン事務総長の対応に屈辱を受けたことを理由に辞任した。昨夏、国連が同氏のセクハラ疑惑について捜査を行なった際、事務総長は証拠不十分として処分を見送ったが、18日の会談では一転して辞任を勧める態度を取ったのだ。ルベルス氏は事務総長に対して次のように述べた。
"Now, in the middle of a series of problems and with ongoing media pressure, you apparently view this differently."
(次々と明るみに出る問題と絶え間ないマスコミの圧力にもまれ、あなたはこの件に対する意見を変えられたようだ)
"Despite all my loyalty, insult has now been added to injury and therefore I resign as high commissioner."
(これまでの忠誠にもかかわらず、私は傷つけられ、侮辱された。高等弁務官を辞任します)