週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
米連邦準備制度理事会(FRB)の議長を18年半務めたアラン・グリーンスパン(79)は、31日、最後の連邦公開市場委員会を開き、任期を終えて退任した。「根拠なき熱狂」など、金融市場についてさまざまな名言を残してきたグリーンスパンは、退職日に行なわれた約180人の職員が出席した送別会となる昼食会で——。
"We are in charge of the nation's currency. The central bank, because of that, is involved in everyone's daily lives. We are guardians of their purchasing power."
(われわれは国の通貨を管理しているのです。中央銀行はそのために、人々の日々の生活にかかわっています。われわれは彼らの購買力を守る守護者なのです)
"I know this institution will go on doing extraordinary things, and I will look on from the sidelines and cheer."
(この機関は素晴らしい活躍を続けるでしょう。私は傍観者となってそれを見つめ、応援します)
後任にはベン・バーナンキ経済諮問委員会(CEF)委員長が就任した。