週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
ゲイのカウボーイ映画『ブロークバック・マウンテン』がアカデミー賞作品賞を逃したことが波紋を呼んでいる中、原作者のアニー・プルー(70)は18日付のガーディアン紙に、映画芸術科学アカデミーを痛烈に批判した記事を寄稿した。作品賞をさらったのはL.A. の人種差別を扱った『クラッシュ』だが、これを「トラッシュ」(ゴミ)とからかい、審査員たちについては——。
"(The members are) out of touch not only with the shifting larger culture and the yeasty ferment that is America these days, but also out of touch with their own segregated city."
(アカデミーのメンバーは、変化して大きくなっているカルチャーだけでなく、イーストのように発酵している近ごろのアメリカそのものが分かっていない。そればかりか、差別のある自分たちの町のことさえ分かっていない)