週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
『ブリキの太鼓』('59)などで知られるドイツのノーベル文学賞受賞作家ギュンター・グラス(78)は、12日付のドイツ紙に、自分は第二次世界大戦中、ナチスの武装親衛隊に所属していた、と衝撃の告白をし、来月発売予定の自伝にその経緯をつづったと語った。
"I wanted to make clear once again what happened then and, above all things, concerning me. My silence for all these years is one of the reasons why I wrote this book. It had to come out"
(私は、当時何が起きたのかを、中でもとりわけ私自身に関する事柄を、改めて明らかにしたかった。長年沈黙を守っていたため、この本を書いた。出版しなければならなかったんだ)