週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
英国に亡命した元ロシアのスパイ、アレクンドル・リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件で、同氏の妻マリーナさん(44)は10日、英紙の取材に応じ、ロシア政府への不信感をあらわにした。
"Obviously it was not Putin himself, of course not. But what Putin does around him in Russia makes it possible to kill a British person on British soil. I believe that it could have been the Russian authorities."
(むろん、プーチンは直接の犯人ではありません。ですが、プーチンがロシアで行なっていることが、英国で英国人を一人殺害することを可能にしているのです。夫の死にロシア当局が関与していると確信します)
"I can't say (it was) these people but I'm absolutely sure they didn't forgive him for what he did. He knew, just like me, that you never can escape from the FSB."
(ロシアの諜報員たちが手を下した、とは言えませんが、彼らが夫のしたことを許していなかったのは明らかです。私と同じく夫も知っていました。ロシア連邦保安庁からは誰も逃れられない、ということを)