週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
米大統領選民主党候補バラク・オバマのミシェル夫人(44)は18日、ABCのトーク番組に出演。登場するとすぐ、女優ウーピー・ゴールドバーグら、ほかのゲストたちにこう語りかけた。
"Wait, I have to be greeted properly. Fist bump, please."
(待って。ちゃんとあいさつしていただかないと。フィストバンプをお願いできますか?)
そして、一人一人とこぶしを突き合わせる「バンプ」を行なった後、着席すると——。
"It is now my signature bump. ... But let me tell you, I'm not that hip. I got this from the young staff. That's the new high-five."
(今ではバンプが私の持ちネタみたいになってるの。でも、お断りしておくと、私はそんなにイケてるわけじゃありません。若いスタッフに教えてもらっただけ。これが新しい形のハイファイブなのよね)
こぶしを軽く突き合わせるジェスチャーはknucklebumpやdapなどとも呼ばれ、もともと黒人の若者の間で交わされていたあいさつ。今では一般的に若者が握手と同じように使っている。オバマ氏の民主党候補指名が確定した3日、ミネソタ州で勝利宣言をした際に夫妻がバンプをしたことがきっかけで、各メディアが取り上げた。中にはこのバンプがterrorist fist jab(テロリストのこぶしのパンチ)と解釈されることもありそう、とほのめかして、ニュース番組を降板になった司会者も。ちなみに、high-fiveは手のひら同士を打ち合わせるあいさつだ。