週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
ネパール出身のインドラ・タマングさん(57)は、昨年8月、女優ルース・フォードが98歳で亡くなるまでの36年間、彼女と弟で芸術家の故チャールズ・フォードの執事として、2人のあらゆる身の回りの世話をしてきた。ルースさんの死後、遺言には遺産をタマングさんに譲ると記されており、ジョン・レノンらの住まいだったことで知られるマンハッタンのダコタハウスの2部屋と、高価な美術品の数々、合わせて約7.8億円相当がタマングさんのものとなった。AP通信とのインタビューで—。
"Between Charles and Ruth and me, it was a friendship. I wasn't just a butler; our bonds were more than that."
(チャールズとルースと私は友情で結ばれていました。私は単なる執事ではありませんでした。3人の絆はもっと強いものでした)
長年の献身的な奉仕が報われたことについて、タマングさんはネパールの伝統的な教えのおかげだと語った。その教えとは—。
"If you work and you're honest and earn people's trust, maybe something good will come to you."
(きちんと働き、誠実であり、人々の信頼を得たら、何かいいことがあなたに起きるかもしれない)