週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
中国の公安当局によって4月3日に拘束された人権活動家としても知られる中国人現代芸術家、アイ・ウェイウェイ氏は15日、拘束後初めて家族との再会を許された。妻のルー・チン氏(47)は16日、面会の様子を語って——。
"He seemed conflicted, contained, his face was tense. I could see redness in his eyes. It was obvious that without freedom to express himself he was not behaving naturally even with me, someone from his family."
(内心の葛藤を抑えているようで、表情はこわばっていました。目が充血しているのが分かりました。自分を表現する自由がないために、私のような家族の一員に対しても自然に接することができないのだというのは明らかでした)
ウェイウェイ氏の健康に関する質問以外は許可されていなかったと話して——。
"We could not talk about the economic charges or other stuff. We knew that the deal could be broken at any moment, so we were careful."
(〔拘束の容疑とされている〕経済犯罪の話などはできませんでした。いつ面会を取りやめにされてもおかしくないことは分かっていましたから、慎重に振る舞いました)