週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
米CBSのトーク番組の司会者デビッド・レターマンが番組中に言ったジョークを受けて、米大統領選で共和党の副大統領候補だったアラスカ州のサラ・ペイリン知事(45)は12日、NBCの番組に出演し、レターマンのジョークは下品であり、彼は全米の若い女性に謝罪すべきだと語った。問題のジョークは、ペイリン一家がニューヨーク・ヤンキースの試合を見に行った際、娘がアレックス・ロドリゲス選手に"knocked up"(妊娠させられた)、というもの。ペイリンには14歳と18歳の娘がおり、レターマンは、未婚の母である上の娘を笑いのネタにしたつもりだったが、球場にいたのは下の娘だった。ペイリンは、未成年の少女に対するレイプをネタにして笑いをとってもいいというやり方は、イケてないし、おかしくもないと語って——。
"No wonder young girls especially have such low self-esteem in America when we think it's funny for a so-called comedian to get away with such a remark as he did."
(道理で、アメリカの特に若い女の子たちは自尊心が低いわけです。コメディアンと呼ばれる人があんな発言をしても笑って許されるのですから)
後日放送された自身の番組の中で、レターマンは誤解が生じたとしながらも正式に謝罪した。